ハンドルに使用される亜鉛合金について

亜鉛合金ダイカストは、薄肉で複雑な形状の鋳物が製造可能です。寸法精度が高く、優れた機械的性質、特に衝撃値が高く、めっき等の表面処理性にも優れています。
亜鉛合金ダイカストはZn-Al-Cu系とZn-Al系の2種類がJIS H 5301:1990規定されています。亜鉛ダイカスト用合金ZDC1及びZDC2の違いは、銅の含有量で分けられます。ZDC2は、1.鋳造性が良い 2.めっきが容易 3.機械的性質が優れる 4.寸法の安定性が良い 5.生産性が高い これらの理由で、日本では銅含有量の少ないZDC2が主力となっています。
亜鉛合金の種類と用途
種類 記号 合金系 特徴 使用部品例
亜鉛合金ダイカスト1種 ZDC1 Zn-Al-Cu系 機械的性質および
耐食性が優れている
ステアリングロック、シートベルト巻き取り金具、
ビデオ用ギヤ、ファスナーつまみ
亜鉛合金ダイカスト2種 ZDC2 Zn-Al系 鋳造および
めっき性が優れている
自動車ラジエターグリルカバー、モール、
自動車ドアハンドル、ドアレバー、PCコネクター、
自動販売機ハンドル、業務用冷蔵庫ドアハンドル
亜鉛合金の化学組成
種類 JIS記号 化学成分   単位 %
Al Cu Mg Fe Pb Cd Sn Zn
亜鉛合金ダイカスト1種 ZDC1 3.5-4.3 0.75-1.25 0.020-0.06 ≦0.10 ≦0.005 ≦0.004 ≦0.003 残部
亜鉛合金ダイカスト2種 ZDC2 3.5-4.3 0.25≦ 0.020-0.06 ≦0.10 ≦0.005 ≦0.004 ≦0.003 残部
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